カテゴリ : かまぼこ

鱈の切り身で気軽に焼きかまぼこを手づくり。保存料や香料は無添加

かまぼこを手づくりするのは久しぶりなので、手軽な方法で作りました。スーパーで切り身を購入し、魚をさばく時間を短縮。内蔵や骨が出ないので台所が臭くなりません。皮を剥いだら塩ずりしやすいように細かく刻むのですが、面倒だったので少し粗いままですり鉢に入れました。

鱈のすり身

調味料が貴重だった頃は、塩のみでかまぼこを作っていたはず

通常、塩は身の3%程度を入れるのですが、昔は目分量だったはず。計量せずに勘で投入します。まずは、すりこぎで身をつぶすように、次にひたすら摺り続けます。この作業がかまぼこ作りで一番大変なのではないでしょうか。30分ほど練りました。

砂糖やみりん、酒、卵白なども混ぜ合わせるのですが、昔はそこまでコストをかけたとは思えません。今回は塩のみで仕上げます。

すり身を盛るのは道具が無いと難しいが、代用品でなんとか形に

魚肉が塩で溶け糊状になったら板に盛りますが、空気を含ませないためには高い技術が必要。お店ではベテランの職人さんが担当する行程です。長くて刃の無い包丁のような道具を使うのですが、お菓子用のヘラでなんとか板に盛りつけます。

魚焼き用のグリルで20分ほど焼いたら出来上がりです。

焼きかまぼこの完成

今回作った焼きかまぼこの反省点

塩が多すぎて、鱈の味がほとんどわかりませんでした。白身魚は慎重に塩を入れなければいけませんね。青魚の場合はアバウトでも大丈夫かも。
焼きすぎて表面が固くなりすぎました。干物に近い歯ごたえでした。焼き時間はプリプリ感にも関わってくるのでデータを取る必要があります。
塩ずりが足らなかった。身が糊状になっていない部分もあり、気泡ができたり歯ごたえを損なうことに。一番大事な行程を怠けてしまいました。

焼きかまぼこを食べる

でも、美味しくいただきました。また作ります。

以前作った、焼きかまぼこの記事です。

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2013年2月22日
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