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久しぶりにみりんを買うと、原材料の産地がわかるように

久しぶりにみりんを買おうとスーパーへ。コストパフォーマンスを考慮しつつ、いくつかの本みりんを候補に。スキルの未熟さを調味料でカバーすべく、よい素材を使っているものはどれなんだと原材料をチェックすると、以前にはなかった情報を発見しました。

原材料の米などに産地を記載している

みりんの原材料

上の画像は、みりんの名称や原材料を記載したもの。左が最近購入したもので、右は数ヶ月前に購入したものです。原材料名の項目を見ていただきたいのですが、最近のものにはもち米、米、米こうじのそれぞれに産地を追記してあります。数ヶ月前のものには書いてありません。米なら米、米こうじは米こうじとあるだけです。

今まではどこの国から原材料を仕入れていたのか

これを見てまず思い浮かんだ疑問は、みりんの原材料である米などを外国から仕入れるようになったので産地を書いているのか、それとも以前も外国から仕入れていたがルールが変更され記載しているのかということです。みりん風調味料ではなく本みりんなので、原材料の米は国産米だと思っていましたが、今考えると根拠は何もありません。僕自身が勝手に思い込んでいただけです。

うがった見方をしてしまいましたが、企業がモラルを高めたことで産地・輸入国を表記しているのでしょうか。しかし、同じ日に購入したこいくち醤油においては「大豆(遺伝子組換えでない)、小麦、塩」とあるだけで産地は記されていません。国産だとしても、みりんの場合は米の後ろに国産とあります。メーカーは同じキッコーマンです。

商品によって適用ルールが変わるのか、それとも材料によるものなのか

消費者庁のサイトを見たのですが、複雑すぎてよく分かりませんでした。表記のルールが法律レベルで改正されたかどうかを調べるのは時間がかかりそうだったので、キッコーマンのサイトを見ると、原材料の産地が書いてありました。しかし、商品のラベルに記載するようになった経緯は見当たりません。時間があるときにメールで質問してみようかと考えています。

産地がわかることで、判断の精度が高まる

いまでは、日本でつくられたものだけを食べることは難しく、輸入された食品と付き合っていくことも必要になってきました。家計にあわせて、悔しいけれど安全と価格を天秤にかけ、妥協して購入することもあります。しかし、せめて納得できるものを買いたい。できるだけ安心・安全なものを口にしたい。しかし、気になる食品・原材料の産地が書かれていなければ判断することもできません。原材料の産地が明記されることで、納得できるものを探しやすくなるのではないでしょうか。他の食品にも原材料の産地記入が広まればいいなあと思っています。

追記:米トレーサビリティ法によって、米・米加工品の産地を記載する事が義務づけられていました。
関連記事米トレーサビリティ法で米の産地が表示され、みりんの原材料も詳しくなった

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2013年2月5日
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