以前はブックカバーを使っていませんでした。本屋さんで、カバーをどうするか聞かれると、いつも断っていました。カバーをかけるとそれを見ただけでは中身がどの本なのかが分からなくて困る。いつも何冊か並行して読むので、今夜はあの本を読もうなどと思っても、なかなか探せないのはもどかしい。
ある日、通勤時にジェームズ・ホーガンの「星を継ぐもの」を読もうとカバンに入れて家を出ました。さて本を読もうかなと電車内で本を取り出すと本の表紙がべたりとぬれてぐずぐずになっていました。一緒に入れていた冷たいお茶のペットボトルについた水滴が表紙についてしまったのです。
幸い本体は無事で読む分には支障はありませんでしたが、読了後に本棚にしまったとき、少し気持ちが萎えました。内容がすばらしかっただけに残念。それからは、本を購入したときは紙のカバーをかけてもらい、カバーに本のタイトルを書いていました。これだと本を守ることができるし、中身も分かる。しばらくこの方法で通勤時に本を携帯していたのですが、ちょっとさびしい。他の通勤読書人の何割かは買ったときにつけてくれる本屋さんのカバーではなく、布だったり革だったり、渋いデザインのものやポップなカラーのものだったり。僕もかっこいいブックカバーが欲しい!そう思っていろいろ探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。探しても見つからないのなら…そう、作るしかありません。
しかし、僕にはそんなスキルが無い。ならば、作ってもらおう!ということで、知り合いの裁縫好きの方に作ってもらいました。生地と縫合する刺繍糸はこちらで用意して製作を依頼。数時間でできたそうですが、思い描いていたものと、ほとんどドンピシャのできっぷり!どちらが上なのか分かりやすいように、上と下で刺繍のパターンを変えてもらっています。まあ、中身が分からないですが、おいおいタイトルを書けるように改造していこうと思います。今思ったのですが、見た目優先でパンチングされた生地を使いましたが、穴からペットボトルの水滴がつかないか心配。
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