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うつぼのたたきに仰天。とろけるほどに柔らかく、味は濃厚。高知のうつぼに二度満足する

高知県のひろめ市場でうつぼのたたきを食べて、その野性的な味に魅了されましたが、老舗の居酒屋『大吉』さんのうつぼのたたきは口の中でとろけるような奥ゆかしさ。うつぼが持つ二面性に驚きました。

大吉さんのうつぼのたたき

噛む毎にとろけ、クセがないのに濃厚な味

一切れのサイズがおおきくたっぷりとしています。箸で持ち上げると身がしなるほどの柔らかさにちょっとびっくり。口に入れるとさらに驚きました。噛む毎にとろけてすぐなくなってしまうのに、濃厚な存在感が残ります。

その味をどう伝えればいいのか。カキでもなくミルクでもない。うつぼだとしか言いようがないのです。強いて言えばイカチチ(コウイカのほうらん腺)に似ているでしょうか。良質なタンパク質の味です。

野性的な磯の味と濃厚な味、2つの顔を持つうつぼ

ひろめ市場『土佐凧』さんのうつぼのたたきは、磯の風味としっかりとした歯ごたえで海のギャングを彷彿とさせます。食べてやる!といった印象です。

『大吉』さんのたたきは柔らかく濃厚で上品。いただきます、といったイメージ。同じうつぼでもそれぞれに独自の味を持っているんですね。やはり、本場は違う、そう思い知った夜でした。

和歌山県もうつぼ料理が盛んだと耳にしました。いつか食べにいきたいです。

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2013年2月24日
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