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小説『容赦なく』 ( トム・クランシー)通勤電車で読むのがもったいない傑作

トム・クランシーの名前は以前から知っていたが、最近まで小説を読んだことは無かった。『千年紀の墓標』が初めて読んだ作品で、『レインボー・シックス』(4冊構成)を読んでいると、主人公ジョン・クラークの過去がよく出てくる。これはまず、ジョン・クラークという人物を知る必要がある。そこで、『容赦なく』を読むことに。

アクション映画が好きなら必読!

アクション映画が好きな人、戦争アクション映画、軍事陰謀が好きな人なら存分に楽しめるはず。シリアスでいてどこかユーモラスがあって、ジョン・クラークや周囲の人間たちの葛藤や迷い、価値観が丁寧に書かれている。

この面白さには、トム・クランシーの才能はもちろん、翻訳した村上博基さんの意訳力も大きな要因。英語を読めない人間にとって訳者の存在は大きい。洋画でも翻訳者によって作品の魅力がおおきく左右される。トム・クランシーと村上博基さんのコンビはまさに珠玉。

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2013年1月25日
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