ジャガイモをよく洗って、半分に切る。焼きいも器にいれて20分から30分ほど焼く。頃合をみて一度か二度ひっくり返す。ぶじゅぶじゅと切り口から芋のしずくが出てきては、乾いていく。芋のにおいと土のにおいが胃袋をはげしくゆさぶる。一袋198円とは思えないくらい、いいにおいだ。焼けたら好みの味噌を盛って食べる。塗るのではない。均等に塗りたくるのではなく、アンバランスに盛るのだ。芋の味が強かったり味噌が強かったり。これがうまい。
手製のクッキーを焼くといつも少し残しておく。手間ひまかけて作ったのだから一度に食べてしまうのはもったいない。それを休日の朝に食べる。添えるのは、お気に入りの店で買った珈琲と、炒りたまご。炒りたまごには、甘辛い味付けをしたかつお節を一緒に炒める。これが味のアクセントになって舌を喜ばせ、心が躍る。
2010年9月22日 | カテゴリー:お菓子