寒くなってくると煮物を作る機会が増えてくる。ダイコンやニンジン、キノコ類などが主な具なのだが、これだけではなんとなく薄っぺらい味になりがち。ダシが足らないのだと思う。
そこで昆布を使うことに。昆布でダシをとるのは基本中の基本だが、結構めんどうくさい。
具材を入れた鍋に、昆布を加え水を入れ加熱する。ある程度時間が経ったら昆布を取り出す。そして、醤油や砂糖、みりんなどで味をつけいていく。
この調子で煮物を作るとダシをとった後の昆布が残され、日に日にその量が増えていくことに。この処理が面倒だという人もいるのではないだろうか。捨てるのも忍びない。
粉末にすれば具と一緒に食べられてよいと聞いたことがあるが、ひとり暮らしでミキサーを使うのも億劫である。洗い物が増えるし、包丁に比べて複雑な形をしているミキサーは洗いにくそうだ。
そこで、昆布を食べることにした。ダシをとった後でもまだまだ旨味は残っているもので、細長く切ってプチトマトやちりめんじゃこ、お酢とみりんで和えれば一品になる。すこしだけ醤油を足らすと味わいがより深くなる。
さっぱりして口直しになるし、うまく食材を使えたようで満足度も高い。今回は翌日に食べることにしたので、酢に漬けて冷蔵庫に入れておいた。
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