仏像や仁王像を撮影するときは、まっすぐ目を見つめるように撮ると迫力が出ます。目にガラスなどが細工されていて、カメラへの視線が生まれるからでしょうか。
門をくぐる参拝者を、見透かしているのか見守っているのか、力強く見おろしている仁王像。造形物としての素晴らしさから写欲をかきたてられますが、やっぱり参拝者のように仁王像の目を見てシャッターを切りたい。
横からお顔だけ狙ってみたり視線をはずして撮影してみても、しっくりきません。仁王様が持つ迫力とたくましさが撮影者の小細工を許さないのかもしれません。
この写真はRICOH GXRにA12 GR 50mmを装着して撮影し、少しトリミングしました。仏像や仁王像は柵で守られているので、近づいたりするなど、撮影ポジションによる写真構成の調整があまりできません。もう少し望遠のレンズがあれば、と思うことが多々あります。
MOUNT A12に望遠レンズをつける方法もあります。でもやっぱり、せっかくホコリを気にせずレンズユニットを交換できるGXRなのですから、GR規格の望遠レンズユニットをおもむろにガチャッと装着し、撮影に専念したいのです。
しかし、GR規格の単焦点レンズユニットに中望遠や望遠のものがありません。発売される兆候もありません。もうRICOHの商品企画担当者に祈るばかりです。
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